タバコを吸うと胃が痛くなる、と言う人は心臓のトラブルの可能性も。
タバコを吸うと血管が収縮するため血流が悪くなり、心臓が酸素不足になって痛みを発するのです。
また、走ったり階段を駆け上るなど急な運動をすると胃の辺りが痛くなる、重いものを持つと痛くなる、という人も要注意。
心拍数が上がると心臓がより多くの酸素を必要とするため、心臓にトラブルがあると酸素不足となって痛みを発するのです。
心臓が送り出す血液が血管の中を流れる時、血管にかかる圧力の事を血圧といいます。
それが慢性的に基準値を超え常に高い状態を高血圧症といいます。
心臓が収縮して血液を押し出した瞬間にいちばん強く圧力がかかることから、これを収縮期血圧(最高血圧:上)といいます。
そして、収縮した後に心臓が拡張するときには、圧力が一番低くなりこれを拡張期血圧(最低血圧:下)といいます。
収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)のどちらかが基準値を慢性的に超えていれば高血圧といいます。世界保健機関(WHO)の基準では、上140/下90mmHg以上をすべて高血圧症としています。
また血圧が20mmHg上がるごとに軽症、中等症、重症とランクが分けられています。
日本人30歳以上の4人に1人は高血圧と言われています。また高血圧になりやすい遺伝子を持っている人は約90%もいます。
さらに、塩分を多く採った食生活、ストレス、等の多くの要因によつて現代人は血圧が高くなりがちです。
一般的に高血圧は頭痛、耳なり、動悸、等の症状が起きますが、はっきりした自覚症状がない場合も多いのです。
高血圧症の合併症は、生死に関わる脳卒中や心臓病などの病気を引き起こす可能性が高く、その主な原因は動脈硬化です。
動脈硬化が冠軌脈に発生すれば、狭心症や心筋梗塞の原因になり、脳動脈ならば脳梗塞や一過性脳虚血発作の原因になります。
放っておくと恐ろしい合併症を引き起こす可能性がある高血圧。
成人になれば、普段から定期的に血圧を測定し、その変動をチェックしておくように心掛けることが大切です。
さて、血圧を上げる要因には、個人差がありますが、以下の事柄が考えられます。
■食生活 :塩分、コレステロール、脂肪(特に動物性脂肪)の過剰摂取と、ビタミンE 、レシチン等の不足がよくありません。
■遺 伝 :両親のどちらか、あるいは両方が高血圧である場合、その子供にその体質は遺伝すると考えられています。
■ストレス:肉体的、精神的にストレスが加わると、副腎から血圧を高くする交感神経系のホルモンであるアドレナリン等の分泌が始まるからです。このホルモンは血管を収縮させる作用や、交感神経を刺激する作用もあり、特に長期的なストレスは、高血圧につながる可能性があります。
■腎臓疾患:腎脂の機能が低下すると、塩分(Na)の調節機能低下や、血液中に老廃物の増加が起こり、高血圧の原因となります。
■生活習慣:深夜まで起きている、不規則な睡眠、過剰な飲酒や喫煙、等の生活を長く続 けていると、身体の機能に異常が起こりやすくなります。
高血圧は、初期投階では自覚症状があまりみられませんから、定期健康診断が必要なのです。早期先見をして、自覚をもって対処すれば、高血圧は恐れる病気ではありません。早期に高血圧がわかり、生活習慣を改めれば、合伴症を引き起こすことはないはずです。
また、軽度の高血圧には、運動が適しています。運動中は血圧が上昇しますが、その後は下がります。血管に弾力がつき、またストレスから開放されるためです。日頃から適度の運動を心がけましょう。