コレステロールが生活習慣病の元凶といわれてから、かなりの月日が経ちました。ところが最近の研究では悪玉コレステロール・LDLの中に、さらに【超悪玉コレステロール】と言われる種類の存在が明らかになってきたのです!
超悪玉コレステロールを持っている場合は、LDLコレステロール(悪玉)を持っている場合に比べると、心筋梗塞の発症率が約3倍といわれています。
これが超悪玉コレステロールと呼ばれる由縁なんです。
そもそもコレステロールとは、コレは胆汁、ステロールは固まりという意味で、物質的には脂質の一種。肝臓から不要なものを運搬し、体外に排出する胆汁の原料であり、女性ホルモン、男性ホルモンを作る材料です。
そんなコレステロールには、HDLとLDLの2種類があります。この2つは通称、善玉、悪玉と呼ばれています。
LDLは悪玉とは言いますが、本来は必要なコレステロールを肝臓から各細胞に配る、重要な役割を持っています。
反対に、HDLは細胞から不要なコレステロールを回収する役割をもっているので、この2つのバランスがとれていれば、問題ありません。
しかし、LDLがHDLの3倍以上に増えると、まさに悪玉化がはじまります。
増えすぎて、細胞に入れなくなったLDLは、血中に溢れ出します。これだけで、血液はドロドロに変化。
そのまま血中に残り酸化がはじまると、血管内壁を傷つけ、侵入。粥(じゅく)状に固まり、血管壁を厚くしてしまうのです。
この状態が長期間続けば、血管壁が劣化し、もろくなり、いわゆる動脈硬化を引き起こします。
LDLというのが悪玉ですけれども、特にサイズが小さくて比重の重いLDL、これがスモールデンスLDL(小さく比重の多いコレステロール)。つまり超悪玉と呼ばれています。
超悪玉コレステロールの正体は、スモールデンス、つまり粒の小さなLDLコレステロールのこと。
LDLの直径は27ナノメートル、超悪玉コレステロールは、これより更にサイズが小さいもののことなんです。そのため超悪玉は酸化しやすく、血管内壁にも潜り込みやすいのです。
しかも、LDLは常に製造されても血中で2日経ったものから順に肝臓に戻りますが、超悪玉は5日間、血中に居座り続けます。
つまり超悪玉は、素早く、しかもしぶとく血管を痛めつけるのです!
これらの特長により、超悪玉コレステロールの比率が多いと心筋梗塞などの発生率が大きく跳ね上がりるのです。
■『アルギニン』(アミノ酸)
アルギニンはコレステロールが血管に付着するのを防ぎ、さらには血小板の凝集を防ぎ、血液がサラサラになるよう働きかけるのです。
■『大豆タンパク・グリ二シン』
大豆のタンパク質の50%近くをしめる成分。質も良く、低カロリー、低コレステロールのタンパク質源として注目されています。コレステロールの排泄を促進し血中濃度を下げるといわれています。
アルギニンや、グリ二シンを豊富に含み、大豆タンパクを最も効率的に摂取することができるのは「納豆」。
豆腐なら400g(2丁)、豆乳なら800ml、納豆なら3パック,同じものを摂り続けるのは大変なので、テンペやきな粉、油揚げ、枝豆などの大豆食品を組み合わせて摂るとよいでしょう。
超悪玉コレステロールは肝機能の低下によってできるのだそうです。
・お酒の飲みすぎ、喫煙・脂質や糖質の摂りすぎ(中性脂肪が増えて肝臓に負担をかけるため)に十分注意しましょう!
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